パソナキャリアインタビュー2・新たに注目していく事業は?
パソナキャリアの会社訪問インタビュー その2です。
今季力をいれていきたい分野や、求人案件の多い場所
転職活動を開始する時期について質問してみました。
大森 「パソナキャリアさんが、今後力を入れていきたい分野、
事業というのは、ズバリ何ですか?」
担当者 「エグゼクティブ転職ですね。年収が600万円から1000万円クラスの
転職事業に力を入れていきます。
2008年、2009年ころは、景気の底であり、企業側が採用枠を減らしていました。
その上、団塊世代あとの補充、即戦力ということで、
20代後半〜30代前半の方々の採用が中心でした。
しかし、2010年に入り、雇用条件が良くなってきたため、
30代後半〜40代をターゲットにしたハイクラスの転職支援に注目しています。
大森 「業種としてはどんな業種をターゲットにされていますか?」
担当者 「製造業、外資系ですね。
また、管理職で人事部長や経理部長を経験されている方が、
年代にかかわらず、現在は、需要が多いです。」
● インタビューその3 勤務地の状況
大森 「求人の勤務地の割合はどうなっていますか?」
担当者 「大手人材紹介会社3社から送られてくる人材紹介レポートによると、
首都圏の企業が7割近くを占め、圧倒的に多い傾向にあります。」
大森 「地方は、どうでしょうか?」
担当者 「雇用条件が良いとか悪いとかではなく、
転職エージェントの利用がまだ少ないので、
仕事の紹介がなかなかできない状況なのです。」
大森 「地方こそ、インターネットをもっと有効に活用するべきですよね。」
担当者 「ほんとうに、そうです。これからは、インターネットの利用普及により、
地方での転職エージェント利用が多くなる時代が来ると思っていますよ。」
● インタビューその4 景気を見据えた転職活動の適期は?
大森 「人材紹介の現状をふまえて、転職のタイミングをズバリ教えてください。」
担当者 「う〜ん。転職のタイミングは難しいですよね。
2010年に入り、求人数は増えてきていますので
こちら側としては、いいご紹介ができると思っています。
しかし、転職希望者の方の間では、"不景気だから・・・"という認識があり、
お互いの気持ちの温度差を感じています。」
大森 「なるほど。企業側が、そろそろ人材を募集したいという気持ちと、
転職希望者側のまだ不景気だから様子をみたいという思いの違いがあるのですね。」
担当者 「まったくその通りです。実際のところ、景気が上がってからの転職は、
求人数は増えますが、よくわからない会社の求人も出てきて、
質の面を考えると一概にいいとは言えません。」
大森 「では、求人先に質がよい企業があり、転職希望者がまだ、活動を控えている今は?」
担当者 「そう!今が、絶好の転職チャンスです。」