評判の転職エージェントと面談してきた|製造職を専門に転職サポートをしているパソナキャリア萩原さん

パソナキャリアの転職エージェント萩原さん

転職エージェント萩原さんのプロフィール

勤務先はどこ? パソナキャリア
担当してる業種は? 電気/電子/機械
転職エージェント歴 6年(2013年時点)
今までの担当総数 700人以上
内定人数 約8割

日系企業での海外勤務や外資系企業での国内営業など、グローバルな人材の要望に応える転職エージェント萩原さんに聞いてきました!製造業は求人が回復していて、リーマンショックで採用を控えてきた会社も今は求人に意欲を見せ、さらに募集が増えていました

求人者にとって有利な状況に見えますが、より良い転職を目指し、あえて「なぜ転職をしたいのか」「何をやり遂げたいのか」をイメージしてもらうため、面談に力を入れているそうです。内定まで平均2カ月という転職のコツを教えてもらいました

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製造業や海外展開企業は求人増。英語力とバイタリティーを武器に海外営業で活躍できる

パソナキャリア萩原 愛子さん

‐パソナキャリアの強みはなに? ‐

様々な要求に対応できることが強みです。複数のグループ会社がありますから。


日系企業であれば海外展開に活かせる人材をご紹介できますし、外資系企業であれば国内営業向きの人材をご紹介できます。グローバル人材に特に強いです。また、外国人の採用についても対応できますよ。日本で引き続き働きたいという方が多数登録されていますから。


パソナグループでは、各社さまざまなサービスをご提供しています。企業、求人者、それぞれのご要望に応じて、グループ会社全体で対応しています。


なお、グループ会社で対応、と言っても、データ共有はできません。個人情報の保護がありますから。求職者の了解を得られたら、グループ会社にも登録してもらい、サポートすることになります。

‐ 製造業界の最近の動きはどう? ‐

製造業は回復してきていますよ。化学素材系とか、鋼索機械系も元気です。大手電機メーカー以外は元気ですね。海外展開している会社が、積極的に人材を集めています。リーマンショックで採用を抑えていた会社も、求人に意欲を見せていますよ。

‐ どんな求人が多い? ‐

海外営業です。国内営業でも、海外に行ける前提で求人を出す会社もありますし、分野ごとに海外あり・なしを分けている会社もあります。もっとも、コスト削減の関係で、現地に拠点をおくより出張で対応していますから、駐在人材については求人が減っています


出張では、1週間という短い期間で、1ヶ月に2、3回行くというパターンもあります。ですから、バイタリティーのある人・物怖じしない人が求められていますね。駐在の人材で求められているのは、現地の人間をマネジメントできる方です。

‐ 製造業でもこれからは英語が大事になる? ‐

基本的に、中小企業でも、英語力を採用のポイントにしています。求人者でも、英語力があることをウリにしている方が2割くらいいます。小さい会社ですと、少数精鋭で世界を飛び回ることになるので、英語のほかにもう1言語、欲しいところです。

‐英語ができるって、どう判断するの? ‐

TOIECの点数よりも、実務経験の長さです。帰国子女や、実務3年以上の人が基本ですね。

‐ 英語以外に身につけた方がいい、オススメの言語はある? ‐

中国語は、まだ一定のニーズがあります。外交の悪化で関係が冷え切っているとは言え、まだ科学系は中国国内に工場を持っている会社が多いですから。あとはロシア語、インドネシア語、タイ語などがありますが、求人は少数ですね。

機械系営業と技術系出身営業職に多くの需要有。大手企業経験や高い学歴も採用基準に

パソナキャリア萩原さんとの取材風景萩原さんとの面談風景。クチコミ評価が高い製造業のサポートについて色々聞いてみました

‐ 外国人の採用は多い? ‐

製造業では、外国人採用が減っています。以前は中国人の求人も多かったのですが、今は外交の影響で減っています。

‐ 求人エリアは? ‐

海外展開のための人材では、アジア方面が7割、欧米が3割です。パソナグループの現地法人と連携して対応しています。


営業に関しては、東京が7割で、大阪を含めたその他が3割です。名古屋は技術職があるものの、営業職の求人はないですね。

‐ 求められている人材は? ‐

機械・精密機器の営業の人材ですね。電気や素材系の人材は多いのですが、機械系の人材は採用のニーズに比べて人材が少ないのです。新規開拓ではなく、既存のお客様との関係を深堀する営業になりますから、粘り強さや誠実さが求められます。お客様へのフォローを長期間行えることが大切ですから...。


大手では、学歴もいまだに重要視されています。基礎能力があることの証明になるんですよ。機械系学部の出身だと有利ですね。理系ではコミュニケーション能力の低い人が多いので、コミュニケーション能力の高い人も有利になります。その点、1社目が大手ですと、しっかり教育されていると判断され、有利です


技術系出身の営業職もニーズが高いです。営業職では技術が分からない人が多いため、そこをサポートしてくれる人材が求められています。


中小企業ではあまり学歴は考慮されませんが、やっぱり技術面の知識とコミュニケーション能力は重要視されていますね。

‐ 転職エージェントが1人で会社にも求人者にも対応してくれるの? ‐

いいえ。パソナキャリアでは、企業担当と求職者担当は別になります。求職者担当のエージェントは企業に訪問することはないし、企業担当のエージェントが求職者へ直接話をすることもありません。


企業担当のエージェントが人事部門の方、中小企業であれば社長さんとひんぱんにコンタクトをとります。工場見学をしたり、採用のニーズや社内情勢などを把握するため、月に1回は訪問するようにしています。

‐ 転職エージェントになってからの経歴は? ‐

私は医療業界の企業担当を4年半、製造業の求職者担当を1年半、そしてグローバルチームで半年、経験しています。製造業チームは10人ほどいます。

‐ 求人の紹介はどうやるの? ‐

面談で求職者のことを知ってから、その方に合う求人をご紹介するようにしています。

転職活動は平均2ヶ月ぐらいです。エンジニアは求められているスキルが決まっていますので受ける企業数は5社ぐらい。営業は10社ほど受けますね

パソナキャリア社内には緑がたくさん口コミに「緑がたくさんあり素敵な職場」という声も。「自然との共生」をテーマに緑化がすすめられていました。

‐ 登録から内定まで、どのぐらい時間がかかる ‐

現在離職されている方ですと、早い方で2週間です。平均すると、2ヶ月ぐらいですね。入社までにはさらに1ヶ月ほどかかりますので、登録から入社までですと3ヶ月ぐらいです


受ける企業数は職種によります。エンジニアでは、求められているスキルが決まっていますので、5社ぐらいです。営業ですと、だいたい10社ほど受けますね


現在在職中の方は、時間的に制約があります。ですが、転職活動する期間は、在職中の方のほうが長くなる、と言うわけではありません。本人の真剣度によりますよ。

‐ どの年齢層が採用されやすい ‐

営業では35歳以下です。若ければ若いほど、求人数も多くなります
特に多いのは、20代後半です。なぜかと言うと、ちょうどリーマンショックで採用を抑えていたため、この年齢層が少ないからなんです。若手を入れて活性化させたい、事業拡大のためガッツのある若手が欲しい、というニーズもあります。


30代ですと、もうある程度固まっている。その点、まだ柔軟さの残っている20代後半がいい、ということです。35歳以上になると、マネジメント能力も求められるようになります。


若手だとある程度経験を積んだ30代まで求められています。年齢が高くなると、最近の商材を扱った経験のある人でないと難しいですね。


一方、エンジニアでは年齢はあまり問われません。スキルの方が重視されるんです。

‐ 転職理由は何が多い ‐

製造業では、ほとんどが業績不振です。半導体や電気系では、将来性に不安を感じて、という理由が多いです。労働環境が悪化したり、年収が大幅に下がったことから、不安になって弊社にいらっしゃる、という感じです。

‐ 求職者の求める条件は ‐

みなさん、とにかく不安なようです。安定した業界に行きたい、とおっしゃいます。業績がいいこと、定年までずっと働けることを求められる方が非常に多いですね。


ですが、ご自身のキャリアや年齢からみて過大な条件を求められる方もいらっしゃいます。そのような方には、現実を知ってもらうことから始めます。


まず、大手なら安定しているというわけではないことを伝えます。今は好調な自動車業界も、実は、リーマンショックで一番先にダメージを受けた業界なんです。


そして、そもそも安定とは何を指しているのか、を再確認してもらいます。経験を活かせる会社、仕事のやりがいを感じられる会社も選択肢に入ることを理解してもらえたら、どこが一番その方を活かせる会社なのかを一緒に考えます。

‐ 転職の成功例を教えて ‐

ブランクが長い人、年齢の高い人、転職回数の多い人が採用されたケースです。


ブランクが長い人や年齢の高い人は、転職しにくい業界です。が、求人数が増えてくると、とにかく人が欲しい、と書類選考がゆるくなる会社も出てきます。


ブランクが長い人では、先日、30代半ばで、離職して1年という方の採用が決まりました。エンジニアの経験が買われました。年収は変わりませんが...


年齢が高い人では、先月、50歳弱の方の採用が決まりました。業界経験を活かした転職です。出来れば45歳以下が欲しいと言われていたのですが、マネジメント経験がちょうど会社の求める経験とぴったり一致していたのです。


外資系の部長だったのですが、中小企業の課長クラスへの転職で、年収は半分になりました。前職は成果報酬型の賃金体系であったため年収が不安定で、それが転職理由でした。安定した年収を得たいという希望をかなえられたケースです。


5社の勤務経験のある方で、年収が50万円アップされた方もいます。英語のスキルを活かしたい、残業を減らしたいという希望をかなえられました。

‐ 転職活動を始める人にアドバイスを ‐

目標をもって、ポジティブな転職をすることです


転職理由がネガティブだと、とにかく転職したいと目先のことにとらわれて転職してしまいますが、それでは転職した後もスッキリしないため、また転職をしたくなる、ということになりかねません。


5年先、10年先を考え、自分がどう成長し、何をやり遂げたいのかを明確にイメージできるまで考えてから転職活動を始めれば、転職に成功できます


弊社では、電話での面談にも対応しています。悩んだら、まずはお気軽にお電話ください。

‐ ありがとうございました ‐

パソナキャリアの受付パソナキャリアの受付。東京本社にて。

パソナキャリアの体験口コミ|製造職担当エージェントと面談してみた感想

必要があればパソナグループの様々なサービスで連携して転職をサポートしてもらえるというのは、情報量とスピードが物を言う転職業界では大きなメリットだと感じます。

最近は安定を求める方が多くなりましたが、パソナキャリアでは会社そのものの安定を重視するだけでなく、どうやったら自分のスキルを生かすことができるか、やりがいとは何なのかなどを一緒に考えていて、そこに安心感を持ちました。

たとえ年齢が少し上であっても転職理由が前向きであれば、希望の会社を目指しやすい環境です。年齢問わず、良い転職をしたいのなら、転職理由はポジティブに!がキーワードのようです。

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