面接の変化 〜人事の視点から転職エージェントを比較
前回の記事で紹介した「採用側の変化」で
自社の魅力をアピールするということが、
今の採用活動では欠かすことが出来ない要素になっています。
以前であれば、
「企業がお前を雇ってやってるんだ!」
という、日本式の上下関係が当たり前でしたが、
今では人事と求職者は同等の目線で対応しています。
ところで、転職エージェントを利用したときの
採用の一般的な流れはご存知でしょうか?
まず、「人材募集の告知」があってから
次に、「求職者が応募する」ということになります。
それから「面接」があり、
その結果で「採用」という流れになります。
実は、2番目の「求職者が応募する」という部分、
この部分こそ、人事が比較的重要に考えている部分なのです。
よく考えれば当たり前の話ですね。
「告知はしたものの応募者がいない」では話になりません。
また、
応募の段階では、
一人でも多くの優秀な人材に集まって欲しいものです。
そこで、人事は転職エージェントとの面談を
綿密に行うのです。
おそらく求職者とエージェントとの面談よりも、
はるかに長い時間をかけて面談を行います。
ここで、採用情報が一般に公開される前に、
人事は自社の魅力をエージェントに十分伝えます。
なぜなら、
エージェントは求職者に自社に対する興味を与え、
それにより一人でも多くの応募を集めることが出来るからです。
十分に自社に対して興味を持った応募者に、
最終的な判断を下す場所、それが「面接」です。
ここで、優秀な人材に対して、
自社への興味の最後の「一押し」をするわけです。
つまり、
「面接で、最終的に自社へ惹きつける」
と言うことが出来ますね。
このように、面接も以前とはだいぶ変わってきているのです。
以前は応募者の判断を下すための手段でしたが、
今は「惹きつける場所」と言えるのです。
ですから、
転職を希望される皆さんも、そんなに緊張するのではなく、
思いっきり自分の魅力をアピールして下さいね。
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