採用の変化 〜人事の視点から転職エージェントを比較


人事側、企業側の採用に対する考え方の変化が起こっています。

2年ほど前から弊社の採用時に、
転職エージェントから紹介された人材を採用する
という事例がでてきました。

「企業が転職エージェントを介して人材を採用する」

最近では、よく聞くパターンですが、
わたしを含め、人事の間では転職エージェントの出現から
採用に対する考え方が変わってきています。



以前であれば、

「やる気のある人に来て欲しい」
というのが、企業側の比較的基本の姿勢でした。

もちろん、これは正しいことですし、
今でもこのスタンスで採用を行っている企業も
たくさんあります。



しかし現在では、

「高いスキルを持っている人材に興味を持ってもらう」
というのが、企業側の基本的なスタンスとなりつつあります。



具体的に説明すると、

「やる気のある人を探すのではなく、
 能力を持った人材にやる気を持たせる

ということです。



したがって、

企業としては、自社の魅力を
アピールする必要が出てきたのですね。

以前の就職活動とは大きな違いです。


今までですと、求職者が自分のアピールをしていました。
しかし、今では企業側が自己アピールをしているのです。


なぜ、こんな自体になっているかというと、
そうしないと、優秀な人材が自社に来てくれないからです。

いつまでも採用決定に至らないことになってしまいます。



この採用側の変化を起こしたのは
転職エージェント」の存在が大きいと思っています。


弊社で以前、優秀な若手の営業マンを募集していたのですが、

ある素晴らしい方が弊社に応募していただきましたが
彼は、エージェントさんに複数の企業を紹介されていました。


能力が高いため、
おそらく他社も彼を欲しがったでしょう。


また、

彼は、転職エージェントに登録しているため、
最終的に就職先を決めるのは彼です。


人材の側が、企業を選べる時代になってきたため、
人事としても自社の魅力をアピールする必要がでてきました。

自社の魅力が十分に伝われれば、
能力を持った人材に「やる気」がプラスされますね。


能力+やる気

この2つが確立されて、
やっと採用が成功したと言えるのです。


昔の「お前を雇ってやる!」のような
上から目線の採用はもはや受け入れられなくなってきました。


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