転職エージェントのパソナキャリア取材レポートその3
引き続きインタビューした内容を紹介します。
転職を成功させている業種や転職に有利な資格について
質問してみました。
前回までの記事はこちら →パソナキャリア取材レポート
→パソナキャリア取材レポート2
■ インタビューその５ 転職を成功させている業種は？
大森 「転職に成功した業種には、何か特徴がありますか？」
担当者 「４つの分野からの転職成功率が高いですね。
１つめは、ITコンサルティンググループです。
最近、注目されているクラウド技術のある方やソフト開発に長けている方ですね。」
大森 「ITは常に新しい技術が生まれていますし、
それに対応できる柔軟な方というわけですね。」
担当者 「２つめは、EMC(製造業)コンサルティンググループです。
営業経験者・エンジニア経験者で
年齢が２０代後半〜４０代前半で英語能力に長けている方です。
ポイントは、専門知識に英語能力がある方という条件です。
どちらかだけは、ダメです。」
大森 「そうですか。ただ、英語ができるだけではダメなのですね。」
担当者 「３つめは、MED(医療・医療系) コンサルティンググループです。
薬剤師や看護師などの有資格者や
医療業界の営業経験者、臨床開発経験者の方です。
年齢の幅は広いです。法律が変わったこともあり、
こちらの業界の求人数は、多いです！需要＞人材の形で、人手不足です。」
大森 「つまり、医療関係で転職を考えられている方は、
スキルアップ転職のチャンスですね。」
担当者 「４つめは、金融系です。
最近、求人数が増えているのが、この業界なのです。
保険関連の求人が戻ってきていますね。
商品企画ができる方などは、求人の需要大です。」
大森 「まさしく、今がチャンスというわけですね。」
■ インタビューその６ 転職者に必要な知識や資格について
大森 「ところで、資格があると有利だとよく言われていますが、
転職エージェントとして仲介をされていて、実際のところどうなのでしょう？」
担当者 「一言で言うなら"経験に勝るものはない"ということですね。
例えばですが、簿記の１級を持っていて勤務年数が２年の方と、
簿記の資格がなく勤務年数が１０年の方であれば、どちらが採用されると思いますか？」
大森 「やはり、資格のある方ではないでしょうか？」
担当者 「いいえ。資格より経験が重要視されますので、簿記の資格がなくても
勤務年数１０年の方が採用されることが多いです。」
大森 「なるほど。採用する側から見ると、
資格より即戦力重視ということですね。」
担当者 「ただし、採用する際に条件が近い場合は、
資格がある方のほうが有利になることがありますね。」
大森 「では、どんな資格がおススメですか？」
担当者 「本屋に就職を決めた人が転職を成功させた資格があります。
さて、何の資格かわかりますか？」
大森 「う〜ん。接客業の資格とか？」
担当者 「いいえ。フォークリフトの資格です。一見、接点がないような資格ですが、
本をトラックから運ぶ時にフォークリフトを使用するため、採用側が重要視しました。
その方は、資格マニアでフォークリフトの資格を持っていたことが功を奏しましたね。
というわけで、何か資格を取りたいと思った時は、
実際の仕事の現場で使えるかどうかをイメージして取ることをおススメします。」
■ インタビューを終えた感想
今回は、転職エージェントの仕事についての質問や、
転職業界の動向など１時間ほど
インタビューさせていただきました。
こちらの質問に、丁寧に説明していただいて、とてもいいお話を聞かせていただきました。
担当者様の"仕事にかける熱い情熱"が伝わってきて、充実したインタビューでした。
本当に貴重なお時間をありがとうございました。
しかし、一つ悔いが残ったことが・・・・。
それは、"写真を撮り忘れてしまったことです"
ホームページ運営者として致命的です・・（苦笑い）
次回、インタビューを企画した時には、インタビュー風景も紹介できたらと思います。
次回をお楽しみに！！
